Station: [5] マイケルズ・ゲート
ここは、城の要塞群への入り口であるミヒャエルス門です。
ミヒャエルス・ゲートの裏手には、小さな城の墓地もあります。ここには、ドイツ最後の皇太子ヴィルヘルムとその妻、皇太子妃セシリーをはじめ、王族の何人かが埋葬されています。
ミヒャエルス門の左側では、城壁の上をじっくりと眺めてみる価値があります。ここからは、城へのアプローチ路が重なり合う楕円形の構造を改めて感じ取ることができます。
しかし、城壁そのものにも発見すべきものがあります。そこには、実物より大きく彫られた2体の石像が立っています。これらは「バスティオンの守護者」と呼ばれています。槍と盾を携え、まるで今日に至るまで見張りを続けているかのように見えます。
その視線は、向かい側のアルプトラウフ山脈に向けられています。これは単なる展示上の美しい演出ではありません。19世紀の兵器であれば、確かに現在のツェラーホルン展望台にある城に向けて発砲することが可能だったのです。
ミヒャエルス門は要塞への入り口を示しています。小さな墓地は、ここに埋葬された人々を偲ぶ場所となっています。そして、石造りの守護者たちは、どんなに堂々とした城であれ、常に防衛が必要であったことを今に伝えています。

