Station: [3] 登城路
ここから、上部の城中庭へと続く登り坂に入ります。その目的は、一目見て明らかです。ここでは、約25メートルの高低差を乗り越える必要がありました。しかも、ただ単に登るのではなく、馬車や荷車でも快適に走行できるような勾配で造られています。
この施設は、プロイセンの要塞建築家モーリッツ・フォン・プリットヴィッツによって建設されました。19世紀の要塞建築の傑作と評されています。
上り道をたどってみると、この登り道の独特な形状がわかります。この構造は、3つの重なり合ったスロープで構成されており、楕円形に設計されています。まさにこの設計によって、登り道を均一かつ実用的にすることが可能になったのです。これは、極めて現実的な問題に対する非常に洗練された解決策と言えます。
しかし、この上り坂は単に便利だっただけではありません。防衛力にも優れていました。跳ね橋や門によって、何度も防御を固めることができたのです。したがって、上への道はそう簡単に通り抜けることはできませんでした。通行を管理し、遮断し、守ることができたのです。このように、この上り坂の構造は実用性と軍事的な防衛機能を兼ね備えています。
ここからさらに上へ進むと、実用性、安全性、そして建築美が見事に融合した建造物の一部を通り抜けていくことになります。

